エイベックス60年の歩み/AVEX記念誌

AVEX記念誌
昭和57年本社工場建築時の社長(現会長)の夢はエイベックスという企業の魅力を高め、働き甲斐を感じる50人の従業員が集うことが一つの目標であった。

これは案に従業員数のみを増加させることが目的の企業拡大ではなく、理念を共有化した家族的な且つ強固の組織を醸成を図る事がさらなる会社の発展へとつながると考えたからである。

その想いは本社工場新築の際にも見受けられ、現に新工場建設時には当時には想定できない、50名の従業員が集い会食できる食堂を設置した。

その後、会長及び社長のこの想いは決して一人歩きすることなく、着実に顧客・従業員・仕入先・地域に浸透していき企業文化の醸成と組織体制の強化は進み、遂に2000年には従業員が初の100人越えを達成することができた。

更にその後は多度工場の建設・拡張を手掛け、着実に人員数は増加上昇し2008年には、170人を超えるまでに至った。

景気高揚の影響も有り採用難の時代ではあったが、エイベックスの「人を大切にする経営」とその職場実態は着実に求職者の心を捉え、大卒の新卒採用では例年応募者が全国各地から500名を超える盛況振りであった。
また多度工場ではハローワークを通じた中途採用にて多くの若年求職者と出会い、彼らの力はまた多度工場の成長を支える大きな礎となったのである。