エイベックス60年の歩み/AVEX記念誌

AVEX記念誌
これまでのエイベックスの市場目標と市場戦略は、市場をあまり考慮せず、切削部品の拡大と特定部品(A/Tスプールバルブ)に特化した市場浸透戦略をとってきた。

そのためA/T・CTV部品がエイベックス全体の売り上げの75%以上を占めていたが、自動車業界という大きな市場の中では小さな占有率となり、競争も激化していることもあり、業界からの存在価値を感じにくい状態となっている。

これからのエイベックスは、幅広い視野に立ち、新しい事業領域を定め各分野のNo.1メーカーとなることで、大きな存在価値を示すことを目指す。その為の市場戦略として市場の細分化をはかり、特定部品(リニアソレノイド)を事業の核として、変速機(AT/CVT/HEV/DCT/MT/AMT)、小物部品のチャレンジャーでの市場開発戦略を確立していくこととする。
また2009年度にはエンジン部品にも積極的に取り組み受注獲得した。燃費向上を目的とした(OSV・VCT)等んp環境に配慮した製品にも着手していく。

これらの戦略により、企業認知度を武器に新市場開拓を確立することを目標とし、産業機器や航空機、医療機器の分野にも新たに市場を拡大し、各分野、バランスよく発展させる戦略へとシフトしていく予定である。また経営資源の効率的・集中的投下が可能となるため、日々変化する世界情勢に合わせた戦略を行うことを可能とする。