コロナ禍のため今期スタートの6月は、売上前年同月比率は50%でしたが、おかげさまで今月は、ほぼ前年同月近くまで戻ってきました。まだまだ新型コロナウイルス感染症拡大による影響を考慮すると予断を許さない状況ですが、わが社にとっては、これからは元に戻るという思考ではなく、未来に向かって成長・発展のための行動に変革していかなくてはなりません。それは、我々の置かれている自動車業界はCASEにより、時代が大きく変化していきます。この環境をチャンスととらえ、変化をしっかりとキャッチしていきましょう!
今まで全社員の努力と頑張りにより、幾度かの苦難を乗り越えてきました。きっと今回のこのコロナ禍も、しっかりと乗り切っていけると確信をしています。それも今回のタイトルにあるように「人を大切にする経営」の風土が、きっちりと根付いてきたからです。これはこの風土を、全社員の一人ひとりが常に意識をして毎日行動に移し、それが定着をしてきたからです。このよき風土を皆さんで更に盛り上げて頂きたいと願っています。
業界の大変革のさなかコロナ禍を迎え、より大きく変革していく時代に、この「成長の泉」も250号になりました。そこで、今回を一つの区切りとして、今月でこの「成長の泉」の発行をおわりにします。思い返せば、業績向上により社員数も増えて来て、毎月「ご苦労様」と言って給料を現金で手渡しをすることが出来なくなり、給与明細という紙切れ一枚を渡すことになってしまった事。この時に社長としての思いを必ず話をしていました。何か味気ない時間になり、集まることもなくなってしまいました。そこで、少なくても経営者が何を考え、どんな方向に行こうとしているのかを、直接全社員と意思疎通を図るためには、何をすればよいかを考えました。その結果が、この「成長の泉」でした。このタイトルをつけた思いは、社員の皆さんが【成長】でき、少しでも豊かな人生が送れるヒントになる内容【泉】になればということで決めました。最後の発行になりましたので、エイベックスの基本的な考え方をここに示して、皆さんとベクトルを合わせたいと思います。
まず、今日こんにちこのように大きく会社が発展をしてきたきっかけは、創業以来増築を重ねてきた工場をすべて壊し、現在の第一工場を新築したと同時に社名変更をしたことでした。改めてここに社名のエイベックスとロゴマークの意味を皆さんと確認をしたいと思います。
【社名 コンセプト】
・SHAVE:削る
・EXTRA:高級な・特別な
・EXACT:正確な
三つの言葉によって合成された造語です。
切削と精密な研削加工をイメージしています。
この社名には、未来への無限の可能性に挑戦する私たちの企業決意が込められています。
【ロゴマーク コンセプト】
AVEXの頭文字「A」をデザインしたもので、
・ブルーは普通旋盤の刃物台を表しており、
技能の基本をしっかりと受け継ぎ、古いものを大切にする。
・レッドは刃具のチップを表しており、線の太さは切粉のイメージで、
一本の刃具で、荒引の太い切粉から仕上げの細い切粉で仕上げていく
新しい生産技術を取り入れ、常に技術力を高めていく。
「高精度小物切削・研削加工を極めるプロフェッショナル集団」として活躍する私たちの業種をイメージしています。
【《社訓》五大精神 社員はこのようにあれ】
・明るい人間関係の精神
人として、正しい礼節と謙譲の心があってこそ明るい人間関係と、
うるおいある人生を創りうるものである。
・責任ある行動の精神
我々使命の達成には、徹底的責任遂行こそ唯一の要請であり、
真の繁栄向上も、この精神なくしては勝ち取ることはできない。
・創意工夫の精神
創意工夫は人類に無限の可能性を約束するものであり、
進歩してやまない社会に対して革新時代の企業として、
繁栄を続けるためには創意工夫の努力こそ、不可欠の要因である。
・協調性の精神
一致協力は、企業繁栄の基礎であって、個々にいかに優秀な人材が
いても、この精神に欠けるならば、いわゆる烏合の衆となり、真の力を発揮
することはできない。
・感謝報恩の精神
感謝報恩の念は我々に、無限の喜びと活力を与え、この念深きところ、いか
なる困難をも克服し、真の幸福を招来する根源となるものである。
【経営理念】
私たちは、常に『良品を生産』することを追求し、
社会にとって『役に立つ企業』として努力します。
《モノづくりの精神》を大切に育て、高品質と新技術で人を活かす企業として、
時代の変化に対応する活力あふれる企業環境を力強く創造していきます。
〔説明〕 経営理念とは、時代がどんなに変化をしても変わらないものです。
「良品を生産」 ・100%良品(信用・ブランド)
「役に立つ」 ・雇用を守る・創る。
・税金を国に払う(利益を出す)
高品質と新技術に常に主体的に挑戦して、自己潜在能力を高めて働き甲斐、やりがい、喜びと誇りのもてる人生を送る風土づくりをしていくことが、
「人を活かす企業」です。皆さん、お互いにあてにしあてにされ合いましょう!