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2019.11月 この「成長の泉」は、書き始めてから20年になりました

この「成長の泉」は今月で240号になり、書き始めて20年になりました。書き始めたころは、そんなに長く継続して書こうなどとは思っても見ませんでした。このきっかけは、以前は社員数も少なかったこともあり、毎月の給料は全員食堂に集まり、現金でしかも一人ひとりに「ご苦労様」と、感謝の気持ちを込めて手渡しをしていました。そしてその後、一か月間にあったお客様の動向や会社の業績状況などの情報、働く心構えなどの話をしていました。

ところが社員数が増えてきて、銀行の行員さんが現金を持ち歩くのは危険なので、振り込みにするように依頼が来てしまいました。やむを得ず振り込みにしたのですが給料袋には給与明細の紙が一枚のみ、有り難味もなくあまりにもさみしいので、社長(当時)としての思いを書き綴って給料袋に添えようと考えました。またどうせ書くなら、せっかくなので何かタイトルが欲しいと思い、考えた末思いついたのが「成長の泉」でした。経営指針の経営理念と同じで、何でも好きなことを書くのではなく、思いのベクトルの方向性は同じになるよう、エイベックスに関わる人々の『成長』に繋がるような意味を持ち、その『成長』を促す基として参考になる源泉としての『泉』になるような文章を書いていこうと考えたわけです。

思い出深い文章としては、エレキギターの大家・寺内タケシが言っていた「ギターは弾かなきゃ、音が出ない」を例えた文面です。(再度、掲載します)
2013.08.20 No164

《ギターは弾かなきゃ、音が出ない》

今年も「寺内タケシとブルージーンズ」の演奏会に出かけました。そんなグループ知らないという人も多いと思います。なにせ40数年前に加山雄三の若大将シリーズの映画に出たことがあると言うバンドです。当時たくさんのエレキバンドがありましたが今では、このグループのみとなってしましました。

ギター一筋、5才から現在74才まで約70年間ギターを弾き続けていたのだからすごいの一言。しかも、やっと「ギターは弾かなきゃ、音が出ない」と言う事がやっと分かってきて、ギターを弾く入口に来たと言っています。しかも、やればやるほど入り口が遠くなっていく。ギターを弾く前にやることが次から次へと現れてくる。これが「匠の世界」なのでしょう!

小さい頃から、天才と言われていたが、本人にして見れば、「努力」の一言。ギターの鉄線を押さえるため、練習をすればするほど皮膚が破れ、中から肉が飛び出てくる。それでも弾き続けた。指にたこが出来てくる。天才なら生まれた時から「指」にたこができているものだ。そして今でも弾き続けている。

これが本物の、手に職をつけた「匠の世界」だと改めて感動しました。それに比べれば我々はどうだろう。

「高精度小物切削・研削加工を『極める』プロフェッショナル集団」

今日一日やろう、もう一日やろう、このコツコツと地道な積み重ねが周囲から認められ、期待され、自分自身存在価値に気づき、更に頑張っていこうとより高い目標を自分自身に課すことが、入り口が遠くなっていくという意味であろう。

穴を深く掘るためには、穴の中にある土をかき出すことが必要になってくる。そのことを繰り返していると、口元が広がってくる。やるべきことがどんどん見えてくるのです。【知識と知恵・技能と技術】

この状態に気づくと、「気づきの心-自ら考え、自ら行動」が芽生えてきて、本質的に自分自身の成長を感じることが出来、仕事が楽しくなってきます。

まずは、毎日「作業」をするのではなく、「仕事」をしているのだと自覚をして、誰にも負けないよう毎日コツコツと、力をつけて行きましょう!!

◆コメント
20年間ここまで続けて来たのは、
①世の中が、常に変化をし続けている。
②自分自身も学び、関わる人々から情報をもらい、常に支えて頂いている。
③社員の皆さんが、入社当時に比べどんどん判断する力がついてきて基礎能力が高まっていてお互いに成長しあっていることに、大変刺激を受けている。

【コーポレートフレーズ】
高精度小物切削・研削加工を「極める」プロフェッショナル集団
この「極める」ことが、「ギターは弾かなきゃ、音が出ない」ことに通じることではないだろうか! また一から一歩踏み出そう!
経営指針書に沿ったそれぞれ与えられた役割の中で、今日よりも明日・明日より明後日と、新たに気づく日々に喜びを感じよう!
お互いに働きやすい風土を、それぞれの努力で気づき上げて行きましょう!

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