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2018.12月 本社での「朝礼」からの話題提供・No5

私(会長)が本社の朝礼に参加する時には、時々この「成長の泉」の後半で紹介をしている「著書:考えてみる・著者:大久保寛司・出版社:文屋」という書籍の一ページを読み上げて、それから私の今までの経験や体験を通して感じた事や考えたことなどの話をしていますが、毎週月曜日だけは本社事務所にいる各部署の持ち回りで、皆さんに話をしてもらっています。

その後また「すばらしい考え方による行動」の話がありましたので紹介をします。品質チームの田之端さんの話です。

最近マラソンを始めたそうですが、走っても走っても中々早く走る事が出来なかった。そこで色々調べて見るとただ漫然と走っているだけでは早く走る事が出来ず、そこには「5W2H」が必要だと言う事が分かった。更には、「PDCA」の大切さや「目的と手段」の違いにも気がついたそうだ。これを聞いた時、久しぶりに頭を打たれた衝撃を受けた。マラソンから、働く行動の基本に気づいたという、何とすばらしい思考の展開でしょう。

ここで久しぶりに改めて、皆さんと用語の意味を勉強し直しましょう!

「5W2H」
・目 的    Why        なぜ、何のために
・機 能    What       なにを、何の作業
・場 所    Where      どこで、どこに
・時 期    When       いつ、いつまでに
・作業者    Who        だれが、
・方 法    How to     どのように、どうやって
・原 価    How much   いくらで

◎仕事を改善するときには、計画段階でこの「5W2H」に基づいて、検討する。(だれのための仕事か、効率良い方法はないか。変化の激しい経済界で、忘れてはならない意識)

◎会議にて決定する時は、必ずこの「5W2H」に基づいて、確認する。

★問題解決には、「W系」と「H系」の二つのタイプがある。
・W系-〝何を、なぜ、解決しなければならないか〟を考える思考法。
    新しい問題の発見を指向
・H系-〝いかに、なぜそのように解決するか〟を考える思考法。
    実際的な問題解決の方法を指向

■誰かに何かを頼むときには、ナゼしなければいけないのか、ナニをして欲しいのか、ドコでするのか、イツするのか、ドンナ方法が一番うまくいくのか、ということを相手に伝えることが、相手にとってもあなたにとっても役に立つのです。              【「2003.09成長の泉」の一部抜粋です】

「PDCA」
・[P]・・・計画(プラン)
あるべき姿のイメージをつくり、それを具現化しなければならない。イメージを実現化する具体策は、真に具体的でなくてはならない。ここでの詰めが甘いと、あとあと行き詰まることになる。その時にこの計画段階で「5W2H」に基づいて、検討する。そこから真の具体策が抽出できたら、それをスケジュール化する。その時も、スケジュールには、いつ、誰、なに、を盛り込んだ日程計画にすることが必要である。
・[D]・・・実施(ドゥー)
計画を立てたらそれに基づいて実践をする。この時大切なのは、計画外の思いつきで行動をしないこと。計画を無視するとあとから検証がやりにくなるし、計画倒れをする一番の問題点だ。また、改革を実践するにあたって、100点を取ろうとすると、頭だけ働いてどうにも手が出なくなる。50点でもよい。まず手を出す、行動することが肝心。
・[C]・・・検討(チェック)
予実管理をしっかりと行う。これは、計画と実績の「差」を把握することだが、ここで一番大切なことは、「差」が大きく開いたときにまず検討すべきことは、裏付けがないか根拠のない情報をもとにして計画を立ててしまったのか、期待値の想像として、これ位やりたいということから計画を立てたものなのかなど、計画の立て方が悪く「差」が開いたのか、計画は良かったが、方針の立て方が悪かったために実績が伴わなかったのか、よく吟味すること。要するに、改革を実行してみたが、設定した目標に届かなかった。この場合は、行動するポイントがどこかずれているわけなので、すぐさま未達を補う改革案を洗い出し、再度挑戦しなければならない。
・[A]・・・処置(アクション)
「C」で問題点・原因の追究が出来たら、目標をカバーすべき方針・計画の見直しに入り、改革追加案を検討する。

「目的と手段」及び「目標」
目的とは、追求するもの、めざす姿
手段とは、目的を追求するための行動・方法等
目標とは、ゴール、終着駅、終点のこと
 「目的」〔目標〕-「手段」〔目標〕
     (目的)-「手段」〔目標〕
         (目的)-「手段」〔目標〕

というように、「手段」は、どんどん具体化をしていく中で、下位の「目的」になっていく。これはピラミット型の組織形態での展開ですが、トップが「火災予防だ」というと、下位の役職者まで「火災予防だ」と言っているようでは、本来の経営指針展開ではない。トップが「火災予防だ」と言ったら下位の役職者は、それぞれの立場で「消火器は適切か」「避難訓練は良いか」「連絡網は良いか」など、会社は役割によって仕事内容が変わるもの。これが活性化している職場であり、まさに働きやすい職場です。

各部署がそれぞれ与えられた責任を果たし他部署との連携を取り、全部署のベクトルが合っている会社が、体質の強い会社となる。毎年の「経営指針発表会」を通して全員で確認をし合い、また先日の「目標成果発表会」で半年の成果を喜び合い、働くことを通して年間の「経営指針」を達成していきましょう!

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