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2018.4月 会社発展の歴史〔チャンスを生かす〕No4

何年前だったか忘れましたが、ステアリング関係がアイシン精機からジェイテクトに移管されたことがありました。その時に自動的に取引口座を開設して頂くことになりました。実は取引口座をもらうということは大変なことで、営業はその苦労を良く知っていますが、何度も何度も通っても中々頂くことが出来ないものです。
今でも新規に取引するための口座をもらうためには大変な努力が必要です。それが移管により自動的に取引口座が頂けたので、これはビッグチャンスと思い、調達部に挨拶に行きその後何度か新規の仕事がもらえないかと営業と共にお邪魔をしていました。ところが、お客様からは他の仕入れ先はどの会社も来ないのに、何でそんなに弊社に通って来るのか、お宅の会社はそんなにひまなのか、と言われていました。その後の営業努力も相当なものでした。しかし、その時に繋いでおいたお陰で、今では大きな金額の取引をさせて頂くことが出来るようになりました。特に、これから大きな期待が出来るFCV(水素燃料電池車)の部品も手掛けることが出来ました。同じような立場の知り合いの会社の経営者に聞いてみたら、今はまったく取引をしていないとのことでした。現在取引を継続しているとの話をしたら、とても残念がっていました。

今から思うと、チャンスが思わぬところにあっても、それをチャンスと気づいて積極的に行動をして、チャンスを自分のものにすることがとっても大事であり、その時に「チャンスを生かす」という良い原因を作っておくと、後には良い結果が生れるものだ、と実感しています。

大学で非常勤講師として講義をする時に、「1万円札が落ちていたらどうするか」という話をすることがあります。「目に入ったら、すぐ拾ってその場を立ち去る」という人が圧倒的です。もちろん立ち去ってから交番に届けるという行動は常識ですが・・・。ここで言いたいことは、実は1万円札が落ちていたらその場に立ち止まって、360度周りを見渡してその周辺にもっと1万円札が落ちているかも知れない、という確認の行動をすることで、もっとチャンスが生まれるかも知れない(もっと落ちている可能性がある)と言うことです。日常の思考と行動を広げることにより更にチャンスを生かそうではないか!

この「チャンスを生かす」経験から、気づいた事を整理してみました。

◎一生しかない人生の中で、時間は平等に与えられている
 【時間は平等⇒しかし、時間は絶対戻らない】

◎出会いのチャンスを活かす→そのためには・・・
 ◇アンテナを高く・コップを上向きに・プラス思考で
  《チャンスは、後ろから前にスーと静かに通り過ぎていく》
  《チャンスは平等にある⇒視野を広くする》

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