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2017.8月 「2S+清掃」のめざす姿

先月に引き続き「2S+清掃」を取り上げます。今回はもう少し掘り下げて考えてみます。

先月では、「2S+清掃」が出来ている会社は、そもそも業績が良いとお客様は言う。また、弊社仕入れ先の品質状況も納期管理もよいと言う。
どうも今までは、見た目にきれい・すっきりしているという「見栄え」にこだわった活動を中心にしてきましたが、どうもそれだけではなさそうです。「2S+清掃」をしっかりと行うことは、もっともっと良いことが一杯ありそうです。
まず、業績が良いと言うことは、生産性が向上しているということです。生産性向上とは、一人一時間当たりの付加価値額(人時生産性)が増えていると言うことです。今後は、「2S+清掃」を改善したことを「人時生産性」で表すと「2S+清掃」による改善目標も成果も明確になります。(但し「人時生産性」の向上は、現在進めている自働化・ロボット化等による改善でも効果を上げています)

人時生産性をあげるための「整理」を考えてみよう。いるものといらないものを明確に分けて、いらないものを捨てよう。

①「いらないものを捨てる」ということは、場所を空けて有効的に使うことです。動きやすく一番短い距離で仕事をしやすくする。これが「人時生産性」を上げることです。
②「いるものだけを手に入れる」ということは、会社全体でいるものが共有化しているかということです。毎日使うものはそれぞれの部署で持ちます。但し余分に持たない。(整頓の最大最小在庫の考え方)たまに使うものは、工場単位で持つ。

次に、人時生産性をあげるための「整理」を考えてみよう。 ① 誰でもが分かる表示をする(取り出し・元に戻す行動)が誰でも同じように迷わず出来ること自体が、「人時生産性」を上げることになります。
②表示に最大最小在庫を表示する工夫をすることで、余分に在庫をもつことがなくなるので、各部署の発注手配・伝票処理・支払い等の処理がなくなるし、何よりも「整理」をすることがなくなるので、一番の「人時生産性」を上げることになります。

その他、製造・技術の現場関係は基より、総務経理・管理部署関係など全各部署で更に「人時生産性」面から考えられる「2S+清掃」の改善を進めて下さい。改善効果の発表を楽しみにしています!

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