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2017.3月 自然の季節感を楽しみながら、人間であることを味わいましょう

極寒の時期が去り、梅や沈丁花(ジンチョウゲ)が満開の季節となりました。月が替われば桜も満開の時期を迎えます。自然界の中で、植物の季節感はどのようにして感じ取るのでしょうか? 不思議に思います。

それに比べて食べるものの季節感が最近はなくなってきています。昔は自然のなすがまま栽培をして、春夏秋冬の季節を感じながら食事を楽しみました。それが今は、科学が発達して年中食べられるようになってきました。良い事である反面、季節感がなくさみしい思いもします。

東日本大震災から早や6年が過ぎましたが、岩手・宮城・福島の東北3県は大変な被害が出ました。特に福島県では、いまだ原発被害で災害復興もなく家に帰るに帰れない人々がたくさんいます。

我々は電気の供給の元、モーターを回して機械を動かし、電気をつけて明るいところで仕事をしています。本当は原発で電気を作るのではなく、世の中の自然界から与えられている自然エネルギーを生かした電気が供給されると、とっても良いと思います。まずは貴重な電気を無駄に使わぬよう省エネにつとめましょう。太陽光や風力のように不安定な供給ではなく、地熱や水力等の自然エネルギーを使った開発がどんどん進むことに期待をしましょう。

先日気仙沼の人から話を聞きました。昔は気仙沼の漁港では牡蠣の養殖がさかんでした。海が汚れてしまいだんだんと成長しなくなったそうです。そこで猟師の皆さんが30年後に子供が大人になる時を楽しみに、子供を連れて山に植林をしたそうです。そのおかげで川に栄養が流れ、海にプランクトンが発生しておいしい牡蠣ができてきたところに、残念ながら今回の津波の被害にあってしまいました。しかし山に被害がなかったので、牡蠣の育つ環境は悪くないので、今一生懸命に再建の整備をしているそうです。このようにすぐには解決はしないが、数十年をかけて長期的に解決を図ることも大切だと考えます。

これからも、自然を生かし汚さないようにしていくことも、我々人間が生活をしていく上で大切なことと考えます。未来の子供たちのためにも、一人ひとり心がけて生きましょう!また、自然に逆らわずに自然を生かし、自然を身近に感じる感性のある人間になり、自然を味わいましょう!

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