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2016.8月 「標準順守」と「日常管理」の徹底が『気づき』を生み、成長する

この「成長の泉」も回数を重ねて200回目となりました。今からさかのぼれば、2000年からでした。
そのきっかけは、昔は給料日に今の本社の食堂に全員集まってもらい、「今月もご苦労様」と言いながら、給料を現金で手渡ししていました。社員数も増え、銀行が現金を会社まで持ってくることに危険を感じて届けなくなり、振り込み制度が始まりました。それからは、給料日に全員が集まりお話をする機会がなくなり、「なんとかせねば」という思いをしていました。そんな時気づいたのが、給与明細しかはいっていない給料袋に、経営者として考えていることを書き表そうと、この「成長の泉」を発行することにしたのです。

毎月定期的に発行することに、結構プレッシャーを感じており、社長を交代した時に、やめようと思ったこともありましたが、長い社長経験の中で感じてきたことを、少しでも皆さんに伝えていければと思い、継続しています。どこまで続けていけるか分かりませんが、元気なうちは続けて行こうと考えています。皆さん一人ひとりが、日常の仕事上で、また家庭生活、地域での活動等を通して、生きがい・やりがい、人生における成長をして、豊かな人生を送ることができるために、何らかのお役に立てれば幸いです。

仕事は決して「楽」ではありません。しかし夢やめざす姿(目的)を持って努力をしていくと、「楽しく」働くことはできます。一つの仕事にこだわりを持って、極めていくことが大変大切です。

会社の【基本理念】の一つに【品質至上】があります。お客様に信頼をしてもらうために、要求された品質の期待以上の製品を継続的に作り上げていく。そのための具体的な行動に、《「標準順守」と「日常管理」の徹底》があります。

『標準順守』とは、まず、①「標準があるかどうか」です。仕事にとりかかる時に確認をして下さい。標準がないのに仕事は出来ないはずです。②標準があることを確認したら、まずは標準通りやってみましょう。③次に標準に従ってやってみて「やりやすいかどうか」です。守りにくい標準は上司と相談して改善しましょう!やりにくいと言って、勝手にやり方を変えてはいけません。〔標準不順守です〕(過去に一杯失敗をしてきています)

『日常管理』については、品質を維持するためにまず機械が前日と同じ状態を維持しているかの確認です。①潤滑油は減っていないか〔異常摩耗を起こさないため〕②切削油は刃物にしっかりとかかっているか〔熱による刃先が摩耗する・切粉が刃先や製品にからまないか〕③機械から異常音はしていないか④刃先から油煙は出ていないか〔刃先の摩耗、切削油のかかり方、異常な刃具の動き〕⑤投入・排出の製品の動きはスムーズか〔製品にキズがついていないか、通い箱に入っているか、切粉がたまっていないか〕⑥日常点検をしていると、必要な点検項目の追加や逆に点検のやりにくさからの改善が見えてきます。

『標準順守』と『日常管理』を徹底的にやり続けると、先週・昨日との違いを感じることから「気づき」が生まれてきます。そのことは、一歩感性が豊かになり、自分の仕事に自信がつき、自分で成長を感じるようになり、仕事が楽しくなっていくのです。

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