人間には『顕在能力』と『潜在能力』があります。点数の高い方が、頭が良い＝能力が高い。これが顕在能力というもので、学校時代の成績です。潜在能力は、人間だれしも平等に持っていて、「無限の可能性」があります。

人間は、オギャーと生まれて「ヒト」になり、生きがい・やりがいなど喜びや誇りを持って生きていくことで成長をして行き「人」となり、一生の豊かな人生を歩んで行くのです。

「かけがえのない人生の前面開花」このことが、人間らしく生きる＝個人の尊厳性であり、これを【自主】〔三つの側面の「個人における生き方・人生観」〕と言います。

「人間らしく生きる」とは、その人の持つすべての資質をベストで開花させることであり、無限の可能性がある潜在能力を引き出す風土づくりを、一人ひとりが手掛けることがとっても重要です。

まずは「考え方」として、チャンスを生かすことです。世間でよく「あの人は運の良い人だ」と言う人がいます。これは、チャンスを生かしている人ということです。チャンスが前から来れば誰でも捕まえますが、後ろからスーと通りすぎるので中々捕まえられません。アンテナを高く張り、そよ風が後ろから通り過ぎても敏感に感じる、こんな努力が必要です。

例えば、一万円札が落ちていたとします。その時あなたはどうしますか？
「アッ！一万円札が落ちていた。」とすぐ拾う人。この人はチャンスを捕まえられない人です。なぜなら、「一万円札が落ちているということは、もっと落ちているかもしれない」と、周りを３６０度見渡します。もっと拾える可能性（チャンス）が広がるのです。このちょっとした考え方の違いが大きくチャンスを得る秘訣なのです。他にも良い考えが浮かんだら、また教えて下さい。

もう一つ大切なことは「努力」です。人には見えない所でも、努力をする人です。「プロの集団になろう」という会社のめざす姿があります。

～高精度小物切削・研削加工を『極める』プロフェッショナル集団～

プロは自分の働きに応じて結果がでれば、お金を頂きます。野球、サッカー、ゴルフ、どの世界でも、我々から見えないシーズンオフに大変な努力をした結果が試合で発揮されるのです。我々の製造業の世界で言えば、まずコツコツと技能を手にして、技術を知識として自分のものにする不断の努力をする。次に、今、起きている現象の本質を追究する。要するに目に見える課題を、ただ解決するのではなく、なぜそのような現象が起きたかを深く追求することです。

自分の人生を、自分で刈り取って行きましょう！！〔自主〕