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2015.9月 コミュニケーションには、報連相

先日、愛知中小企業家同友会主催の「新入社員フォローアップ共育研修会」が開催されました。
入社してから半年経ちましたが、始めに学んだことが現在どれ位活かされているか、また、忘れてしまっているか、改めてどんな心構えで仕事を進めていくのか等学び直しました。

私も各社の社員とグループ討論をしましたが、どの会社も本人の態度(問題)が悪い点もありますが、どちらかと言うと新入社員が学んできたことを、先輩社員が実行していなかったり、指導をしていない様子が見えてきました。

びっくりしたのが、ほとんどの社員は自分が勤めている会社をやめたいと言っていることです。話をよくよく聞いてみるとコミュニケーション不足から来ている不信感から勝手にそう思っています。一つは、新入社員が挨拶をしても「おはよう」と言うだけで目を合わせて言わないので、無視と感じている。自分なりに一生懸命に仕事をしているつもりなのに、そばに来て声もかけてくれない。そのためただ作業をしているだけ。良いとも悪いとも言ってくれない。

自分は、必要とされていないのではないか、と感じているのです。これらを解決するには、コミュニケーションを取る事が重要です。まず『あいさつ』による、声の掛け合いです。「挨拶の七原則」を確認して下さい。

次に『報連相』【報告・連絡・相談】です。他社の新入生にも厳しく言っておきましたが、報連相とは、基本的には「部下が上司に言うもの」です。上司がかまってくれないと嘆く前に、自分の行動を振り返って下さい。(これは新入社員だけではありません。先輩社員にも、それぞれに上司がいます。)先輩社員は、しっかりと指導をしてあげて下さい。

《【報告】とは、指示を出している人への義務的行為です》

指示されていない人に報告する必要はありません。その義務を果たすという事ですから、報告が遅いというのはだめです。このまま進めても良いのか途中で確認するのが中間報告です。終わってから報告では、もし間違っていたらやり直しで時間のムダです。それこそ「あれ、どうなった?」と聞かれているようでは、話になりません。聞かれる前に言う。攻めの報告が重要です。

《【連絡】とは、うまく事を運ぶための事前のコミュニケーション》

一言で言えば”気配り”です。誰に何をどのタイミングでどのような手段で伝えればいいのかを相手の立場に立ってよく考える必要があります。便利に思えるメール(サイボウズ)ですが、隣の席の人に、一声かければそれで済む事をわざわざカチャカチャとキーボードを叩いている。これこそこっけいな風景です。

《【相談】とは、出来る人から「知恵(ヒント)」を借りる》

新入社員は、素直に正直に相談に乗ってもらう事。先輩社員にとっては、ここが実は一番厳しいところです。いわゆる”問題解決”なのです。「部下が相談に来ないんです。どうすればいいですか?」という相談を受けたことがありましたが、「先輩社員の、あなたが問題なんです」。要するに、日頃、声をかけていないか、相談しにくい態度で接しているか、あなたに相談しても解決方法が解らない・・・と思われているから相談に”来ない”だけなのですから。

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