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2014.11月 「気づき力」で、持っている能力を高めよう!

仕事で成果を上げていくには色々な要素が必要になりますが、日々の行動の中で大切で重要な要素は、「気づき」だと考えます。
自分が気づかないことを、ほかの人がぱっと気づいて意見が言えたり、行動ができる人を羨ましく思ったりしませんか?またそのような人を尊敬するでしょう。

まず言えることは「気づく人」の多くは、周りに気配りができる人です。
例えば、会社には色々なルールがあります。まずルールから外れている事に気づくかどうか、次に気づいて直すか、その状態をすぐ報告ができるか、簡単に言うと、
①ゴミが落ちていたらすぐ拾うと言う行動ができるか、
②知らないふりをして通り過ぎてしまうか、
③そもそもゴミの存在に気づかずに通り過ぎたか
この3つのどれに自分がはまっているのかを検証して下さい。実はほんのちょっとした「差」なんです。3つの行動にどれも時間はかかりません。こういうことにも気づいて下さい。こう考えるといつでもどこでも「気づく」チャンスは一杯あるのです。

学生に大学の非常勤講師としてこんな話をしています。
「一万円札が落ちていることに気づきました。その時その場では、あなたはどんな行動をしますか?」と問いかけています。
ほとんどというか全員が、その一万円札を拾い上げて立ち去るというのです。私なら一万円札が落ちているならその周辺にもっと落ちているのではと、しばらく捜してから去ります。
このことは、世の中一杯チャンスがあるのに、自ら気づかず毎日を過ごしてしまっていると言う事です。もったいないですね。チャンスが前から来れば誰も捕まえますが、残念ながら後ろからすうっと通り過ぎて、気がついた時は随分前に行ってしまい、捕まえることができなくなるのです。捕まえるのには、アンテナを高く伸ばし、敏感に感じるようにしなくてはなりません。直感的に感じるようになるためには、日々の行動の積み重ねしかありません。

もう一つは、そもそも質の高い問題意識を持っていて、本来自分の仕事と関係がなくても主体的に自分の課題として考え行動する人です。
自分自身も楽しくなります。自分で発見し、周りの人から存在価値を認められ、ほめられるのですから。事例で言うと、サイボウズに不良対策が書かれている時に、安達さんが“時々現状把握がしっかりできていない。表面的に浮かぶものしか書かれていない。もっと不良が出来る要素がある。作らない対策をするためには、不良が出来る要因の現状をもっとしっかりと把握すべきである。”という指摘をすることがあります。この指摘ができるということが「気づく人」になっているということです。そのためには、日常起きている事に対して「気配り」をしていることと、その問題解決をするために誰かから指示を受けるのではなく、どんな技能や技術が自分にとって必要なのかをつかみ、自分から不足をしている課題を解決するよう努力をしているのです。

毎日、必ず変化しています。「気づく」事により、成長していくための「自分のやるべき事」が見えて来ます。「成長のための努力」を惜しまないことです。

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