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2014.9月 「技能」と「技術」を高めよう!

先月『「極める」一歩は、「気づき」から』の中で、「作業」と「仕事」の違いについて触れました。作業をするのではなく、気づくことで仕事になり、それを高めることで、極めることになっていくという話です。

仕事を高め、極めていくために最も大事なことは「技能」を身につけることです。「技能」は、製造現場だけではありません。それぞれの職場での役割に応じた「技能」が必要になってきます。まず自分が持たなければいけない「技能」とは、何だろう? まずは、手足を使うのにどんな「技能」が要りますか?

製造であれば、機械操作・刃具の取替え・段取り等々、技術であれば、設備冶具の製作・故障や磨耗の修理・交換等、品質であれば、製品の特殊計測・良否の判定等、生産管理であれば、材料から完成までの手配・リードタイムの最短生産指示等、営業であれば、見積もり・応対力等、業務であれば、タイムカード基本操作・伝票からの情報処理等、「技能」とは、自分自身に身につけ、自分のモノにするものです。そして、まず身につけないと「気づき」も薄くなります。初めて入社した時がこの「作業」の状態です。この段階で満足したり、このまま将来にわたってこの作業を続けると思っていませんか。「作業」はただ言われた通りに行動をしているだけで、「仕事」になると一つずつ「技能」として自分で身につけていくのです。これがスタートです。成長が、楽しみですね。

しかし実は、技能だけでは、極めていけません。更に必要になるのが「技術」です。まず知識が必要になります。今すでにある状態が存在するから身につける「技能」から始められるのです。これからは何が必要かの知識が要ります。先ほどの手足を使う「技能」を思い出して下さい。すでに準備されているからできる行動なのです。これらを準備できる状態にするために必要になるのが、「技術」なのです。この知識を得るための何らかの行動をしていますか。知識がなければ勉強をしなければなりません。これも「気づき」です。知識を得て「技術」を蓄積し、自分で身につけて「技能」を高め、更に、知らなかったり、新しく登場をした「技術」を知識として吸収し、技能として体に染み込ませていく。この繰り返しが本質的な「極める」ことになり、高めることになります。

夢が広がったはずです。やることが一杯あります。楽しいじゃありませんか。

時間は取り返しができません。といってもあせることはありません。一歩一歩着実に「技能」と「技術」を高めていこうではありませんか!

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