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2019.5月 「技能検定」に挑戦しましょう!

「技能」とは、何でしょうか。まさに字のごとく。技(わざ)を持っている能力の事です。では「技術」とは、何でしょうか。技(わざ)を持つ術(なすすべ)すなわち、元々持っている技(わざ)を高め活かすために、学んで備わった知識を更に武器にして判断・実践行動ができる能力があるという事です。

ですからまずは、「技能」を自分自身の力で努力をして身体に身につけることが先決です。「技能」があってこそ、初めて「技術」が活きてくるのです。

「技能」が身についてくることにより自分自身の成長が実感できれば、仕事に興味が出てきてそれが仕事のやりがいに通じるし、自分自身の喜びや誇りを持つことができます。

自分自身で感じることも大切ですが、更に第三者により評価をして頂ければ、それはもっと充実感につながることであり、楽しいことにもなります。もっと挑戦してみようと、意欲もどんどんわくはずです。本来仕事の面白さは、ここにあります。

上司から仕事を与えられそれをこなすだけだと、毎日変化があまり生まれず楽しくないかもしれませんが、このような状態になり仕事の面白さが分かってくると、与えられた仕事に自分でプラスした仕事が浮かんできて、積極的に新たな仕事を作ることが出来ます。まさに自分でどんやることが見えてきて、仕事にワクワク感が生まれてきます。充実した「忙し感」です。

忙しい中でも、そういった意味で推薦したいのは、「技能検定」です。実は私も「機械検査2級」をもらっています。自分に与えられたもので、一生もんです。これは、働く人達の技能や知識を一定の基準によって検定し、これを公証する国家検定制度であり、働く人達の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。合格者には、特級、1級及び単一特級については厚生労働大臣名、2級、3級については、愛知県知事名の合格証書が交付され、技能士という称号が与えられます。

社内でこんな話がありました。機械が故障をして機械メーカーと色々打ち合わせをしていたそうです。ある日、壁に「機械保全2級」の合格証書が掲げているのに機械メーカーの社員が、気がついて「2級の技能士さんですか。大変失礼をしました」と言って、対応する態度が豹変し大変親切で丁寧な対応をしてもらえるようになり、技能検定を受けた技能士は、「世間ではすごく認められる存在なんだ」ということに気がついたそうです。

私の希望を言えば、切削・研削を極める会社ということで、直接関係をする旋盤(NC・ターニング)・フライス盤(マシニング)・ボール盤・研削盤の技能検定にも挑戦をしてもらえると、もっと現場力がつくと思います。

また、すでに合格証書を持っている人は、更に上を目指して特級の取得までを目標にして未来を描いて下さい。まだ取っていない人は、仕事にも直結しますし、自分の能力が国や県が認知してもらえるので、誇りを持つことが出来ます。是非、挑戦をして下さい。

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