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2013.5月 人は育てるものでなく、育つもの

「あなたにとって『幸せ』とは?」と問いかけられたらどう答えますか。
日頃はどうしても目の前にあることに一喜一憂しがちですが、「一生しかない人生」であることを今一度認識し、たまには家族で「『幸せ』とは?」を、話し合いましょう!〔家族の絆が深まります〕

少し考えるヒントを提供します。
我々は現在、「学ぶ」ことを通して知識を得て、「働く」ことにより知識が知恵として能力が発揮し、お互いにあてにしあてにされる存在価値をみいだすことにより、豊かな人生(やりがい・働きがい・生きがい・喜びや誇り)を送ることで「幸せ」を感じ、生きています。

【「生きること・学ぶこと・働くこと」の関連付け】
会社における一つの存在価値は、働く場所の提供です。しかしただ提供しているのではなく、「豊かな人生」が送れる場所の提供をしていることです。
どれぐらいあるのか誰もわからない自分の持っている「潜在能力」をどれだけ発揮できるのかが「幸せ感」にもつながり、「豊かな人生」を送ることができるようになってくるのです。

現在、PMデーや共育デーが開催されています。これは知識を吸収し、技能や技術を高めていき、自分の成長を感じることができることを目的にしています。このことは、「人を育てている」ことなのです。この段階で終わることなく、日常の仕事の中で自分自身「気づきの行動」を実践し、本物の成長ができる事が、「育つもの」です。
日常どうしても繰り返しの仕事が多く、つい「作業」になりがちですが、どの職場も毎日必ず変化をしています。ひょっとすると一分前と状況は変化しているかも知れません。
先日多度工場の朝礼で報告しましたが、最近リニアチームの不良が減ってきました。
なぜ減少してきたかというと、科学的にQCストーリーに基づいて改善をした努力の結果、解決した課題もたくさんありました。しかし、ソフト面というか、技能員の皆さんが習熟してきて、職場内で歩いている時に周囲に気配りができ『気づき』〔変化点・正常か異常かがわかる〕が生まれ、問題が起きる前に手を打つようになったと監督者から聞きました。成長した成果です。

これも、「人は育てるものではなく、自ら育つもの」です。

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