AVEX
NEWS
2012.9月 情報の重要性と科学性・社会性・人間性

最近暑さも和らいできました。
そのため無理な節電をしなくても良くなりました。新聞を読んでいると今年の電力需要は逼迫すると言われていましたが、少し余裕のある状態で終わったようです。(何か他人ごとのようですが、自分で現地現物現認しているわけでなく、電力会社の発表を新聞を通して知ったわけで、単に知らされた情報により判断をしているからです。)予測が外れました。

でもなぜ外れたのでしょうか?
製造業に携わっているものとしては、つい、QCストーリー(問題解決法=現状把握・原因追及・対策・標準化)に基づいて、なぜ予測が外れたのか、展開をしたくなりました。しかし考えてみると、その現状把握をする情報が何もありません。今回二つのことに気がつきました。
①情報の重要性です。【正確な情報・必要な情報】
この二つがあれば、判断ができ、行動に移せます。また、戦略を立てることができ、未然に対応することもできます。
②科学性だけでは、判断し決断することができない。【科学性・社会性・人間性】
この三つから、判断をする条件を見つけていくことが大切だと思いました。

◆まず、①ですが、情報発信の仕方については「企業理念」の問題だと考えます。
真のお客様は誰ですか?・自社の社会に対する『存在価値』はどこにあり、何なのか?・なんで、今仕事(売上)がもらえるのか?・今後も、本当にもらえるのか?こういった視点がないと表面的な情報しか出せなくなります。この機会に『情報』というキーワードから、AVEXもじっくり考えてみよう!
もう一つ大事なことは、その情報は正確なのか?。誰かから聞いた話、一方的に結果だけ出て来たもの(新聞・テレビ報道等)など根拠がしっかりしていないなら、出所をはっきりさせるか、自分で納得できるまで確認をする。
また、情報過多になっていないか。必要な情報に絞らないと、余分な情報が入ってくることにより、判断ミスをすることが出てくる。時間も無駄だ。

◆次に、②ですが、予測がはずれたのは、過去の実績からのデータ【科学性】だけから判断したのではないだろうか。社会に起きていることも含める必要がありました。技術革新もその一つ、省エネの新商品がドンドン開発されている。まさに商品自体が節電しているわけです。【社会性】
また、今まで気にせずにドンドン電気を使用していましたが、社会的環境を認識して、企業はもとより一人ひとりが節電に励んでいること。【人間性】
これらの複合されたものからの判断をしていく努力が必要だと思いました。

一覧に戻る

ページの先頭へ