AVEX
NEWS
2010.8月 ギターは弾かなきゃ、音が出ない

今年も私の大好きな寺内タケシとブルージーンズの公演に出かけました。
5歳から始めて、70歳を過ぎた今わかったことは、
『ギターは弾かなきゃ、音がでない』

音楽とは奥が深く一生懸命練習をしてやっと入り口にたどりついたと思ったら、また入り口が遠ざかってしまう。この連続だった。
こうした中からずっと現在までギター一筋でやってきたが、やっとわかってきたことが、『どんなに立派なギターを持っていても、弾かなければ音はでない』 今年もこのお話を聞いて「感動」しました。涙が出てきました。
まさに、我々製造業に携わるものとまったく一緒ではありませんか!! 「モノづくりの精神」を徹底的にこだわり、一人ひとりが技能・技術を高めることにより、自信と誇りを持って、「やりがい、働きがいのある人生」を送りましょう。

■何で入り口が遠くなると言っているのか■ 勝手な想像をしてみました。
1.「ギターをうまくひきたい」との執念を燃やして一生懸命に練習をした。
 そして目標のプロになることができた。
2.CD等たくさんレコーディングをして、たくさん買ってもらいたい。
3.たくさんのお客様にコンサートに来て頂きたい。
等次から次に『新たな目標』が現れてくる。このことが、やればやるほど「入り口が遠ざかってしまう」ことではないでしょうか。

皆さんはどう考えますか?
(1)まずは、【当面の目標を持つ】こと
(2)次に【新たな目標を持つ】こと
 やりがい、働きがいがでてくる第一歩でしょう。

4.聞けば「寺内か」とわかる独自性を作り上げたい。
 ・音色作り―アンプの研究
 ・弾き方―編曲を自ら行う
 ・スピーカー―独自で開発
 ・ミキシング―会場にあるものでなく、自らのものを持ち込む
5.ギターを弾くうまさだけではなく、聞きやすいここちよい音作りをしたくなりました。
 ・残響の研究

皆さんはどう考えますか?
(1)独自性―生産準備、技能の構築(自分自身の存在価値)
  (寺内たけし 4)
(2)自分に持ち合わせていない技術を専門家から学ぶ
  (寺内たけし 5)

(1)については、以下の考え方をすれば、具体的な目標が立てやすくなります。(深さと幅)

会社の中長期方針(「経営指針書」を読み直してください)の中に、「市場創造」があります。
得意とする切削・研削加工の技能・技術を専門的に深く掘り下げて追求していく。例えば、「刃具が研げるようになりたい」という目標を立てます。

1.毎日練習をする
2.いろいろな刃具を研ぐ
3.刃具を研ぐためのグラインダーの条件がわかっている
4.グラインダーのドレッシングの意味と価値がわかっている
5.刃具と砥石の材質の相性の関係がわかっている
6.刃具の材質と被削材の関係がわかっている
7.切削条件と刃具の関係がわかっている

等、刃具を研ぐという目標だけでもやるべきことがたくさんあります。これが寺内たけしが言っている「やればやるほど入り口が遠ざかっていく」と言う意味です。気がつきましたか。自ら仕事を見つけることの重要さを!!

一覧に戻る

ページの先頭へ