AVEX
NEWS
2009.12月 『標準』の本質的な意味と価値

前期を振り返って得意先不良を見てみると、寸法管理ミスとか工程能力不足によるものではなく「異品混入・品違い・工程飛び」の「もったいない重要管理項目」で大半を占めています。これらをなくすため、下記のことを愚直に毎日行動できているか、検証をしてみて下さい。
まずは基本中の基本である、「2S+清掃」の徹底です。

●整理⇒いるものといらないものを分ける。職場内には、いるものだけにする。いらないものは、何の理由で、いつ購入又は運ばれてきたものかを明確にしてから処分をする。【今後、持ち込まないための標準を作成する】

●整頓⇒誰が見ても何を置く場所か、何が置いてあるのかが分かるように、所番地をはっきり分かりやすいように明示する。使用したら同じ位置に戻す行動をする。置く量の「最少・最大」を明示する。【そのための、標準を作成する】「見える化」の徹底です。

●「+清掃」としているのは、清掃は何かを変化させることではなく、徹底的に『きれいにすることにこだわり続ける』ことが重要である意味と、清掃をしながら、整理・整頓の状況をチェックする意味での+です。よって3Sと言わずに、あえて「2S+清掃」としているのです。
次に徹底的に確実にこだわってやって欲しいのは、「標準の徹底」です。

■今、やっている仕事は、標準に従っていますか?その標準書はどこにありますか? が、即答できますか。

■「標準」がなければ、すぐ上司に言いましょう。上司はなぜ「標準」がないのか、よく検証して「標準化」をして下さい。

■標準どおり仕事を進めていくと、何か問題が発生しますか?問題が発生することで、課題発掘の「見える化」を行って下さい。
【S・D・C・Aのサークル】:標準を作る⇒標準どおり仕事をする⇒標準を検証する⇒課題を解決する⇒対策を盛り込んだ、修正した標準を作成する。このサークルを回し、常に維持・改善していくことが、《日常管理》です。
「異品混入・品違い・工程飛び」を、S・D・C・Aのサークルに徹底的にこだわり、もう一度確認をして、どこが課題かを浮かび上がらせて下さい。
そうすることで下期は、得意先不良をゼロにしましょう!!

●「2S+清掃」の維持
各職場では、必ず「あるべき姿」の写真を撮り、その状態を保つための管理方法を明確にして下さい。そして毎日こだわりを持って、その指示に従って行動をしていますか? 振り返ってみて下さい。

●1秒2歩で、テキパキに動く
足を引きずって歩いていませんか?そんな人がいるので、床に引いてあるマットがずれています。テキパキに歩くと引きずることがありません。そして周りから見ても気持ちが良いものです。お互いに意識をして、テキパキと健康的に歩きましょう。気持ちも明るくなります。

●扉は確実に閉める 完全に閉め切っていないため、後から扉が開いてきます。閉める最後にグッと押えるか、確実に閉まっているか確認をして下さい。
何事も「きちんとする」習慣を身につけて下さい。

●きちんと忘れずに、タイムカードの打刻を!!
タイムカードの打刻は、仕事の開始・終了で、人工計算の基礎です。出社・退社の管理ではありません。勘違いをしないようにして下さい。

一覧に戻る

ページの先頭へ