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2009.9月 「加工屋」ではなく、「鍛冶屋」の世界を築く

いま、厚生労働省の関係で、『ものづくり立国の推進事業に関する有識者研究会』に参加をしています。
内容は、経済産業省の管轄にも入り込んでいくような内容ですが、「技能士」を企業内にて育成をし、中小企業の発展に寄与し、雇用を促進しようとするものです。

最近の経済環境としては、もう一段底冷えするのではという心配もありますが、前年対比70%程度の仕事量になってきています。まさに、これからが本当の企業体質が問われる、厳しい競争の時代がやってきます。

基本的な技術戦略として、「加工屋」ではなく、「鍛冶屋」の世界を築くことにより、【モノづくりのおもしろさ・深さ】を実感して、やりがい・生きがいを持とうと、常々言っています。

『加工屋』とは、「機械屋」と「刃具屋」まかせで加工作業をするだけ、すなわち、あなたまかせ!!(社内に技術構築ができない)になってしまいます。そうではなく『鍛冶屋』の世界を築く。【自前】で、技術の構築をしよう。そうすることにより、ノウハウを蓄積して究極の「モノづくり」のおもしろさを味わおうとするものです。

技術の構築とは、ハイテクとローテクを組み合わせる「知恵テク」(知識を『知恵』に変える応用技術)を推進しようとするものです。今回も他社に依頼をしたら300万円も費用がかかるというものを、わずか50万円の費用で「ダコン防止箱詰め」の機械が社内で開発されました。5台必要としていますので、何と1250万円もの設備投資の抑制につながりました。これは、今までコツコツと行ってきた、刃具競技会での初級・中級・上級とレベルが上がっていった結果、技能・技術が向上した好事例です。

いま、国を挙げて技能・技術を上げようとしています。これからは、大いに技能士の検定に挑戦をして、やりがい・生きがいを実感して欲しいものです。製造のみならず間接部門も意欲を出して、挑戦してみて下さい。

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