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2009.6月 「現地・現物・現認」で、良品を作り続けよう

先日の「経営指針発表会」は大変ご苦労様でした。その中で今期の重点として、全社あげての「経営体質強化活動」の推進があります。

そのためには、品質を確保することが最重要であり、経営理念である「私たちは常に『良品を生産』することを追求し、社会にとって『役に立つ企業』として努力します」の到達点に近づくことにもなります。
そのための日々生産活動をしていく時の大切な考え方に、「QC的なモノの見方・考え方」があり、「PDCAサークル」と「QCストーリー」の2つの方法があります。

QCストーリーには、大きく分けて「現状把握・原因の追究・対策・標準化」があります。その中でも特に大切なのは、現状把握です。これがしっかりされていないと、原因は違ったものを捉えてしまい、せっかく時間をかけて対策をしても、原因が違うためにまた再発をしてしまう結果になってしまいます。まさに、これが真のムダであり、ロスです。

しかし、現実には、これらに振り回され「忙しい忙しい、時間がどれだけあっても足らない」と言っているだけで、何も手を打たず何となく仕事をしているつもりになっていないでしょうか?これも真のムダであり、ロスです。

そこで、現状把握する時には、?「現地」⇒まず現場に行って何が起きているのか確認をしましょう。次に?「現物」⇒設備・製品等そのものを良く見ましょう。目視ではよく分かりません。顕微鏡等測定機器を活用してデータを通して観察しましょう。最後に?「現認」⇒疑問点はないですか?ここからが聞き込みです。なぜそうなっているのか、なぜそうなったのか、なぜなぜの追求です。腹から納得がいくまで聞き込んで下さい。そして整理をして、浅い表面上の問題点ではなく、深い真の問題点を明確にして下さい。
以上が、問題が発生した時の解決方法ですが、「経営体質強化活動」はムダ・ロスの【未然防止】も含まれます。これは、「加工品質」からの展開です。今の日常点検・PM点検で品質が保障されていますか?ここでも、先程の展開の仕方で、「現地・現物・現認」を行って下さい。

いっぱい、改善することが出てきます。さあー潜在能力発揮の場面です。

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