アメリカから発生した金融不安がビックリするスピードで全世界を駆け巡ってしまい、主力である自動車に大きな影響がでました。
弊社では、８月度からまともに影響が出てきました。しかもその後２週間ごとに悪い知らせが入ってきます。影響のスピードが速ければ早いほど、手を打つのもスピードを持って対処する必要があります。今までやってきたことは、

1.売上減少の予測を少しでも正確に把握するため、得意先からすばやくしかも、より具体的な情報を取りに行きました。
2.その売上予測から、まず成り行きでの利益計画を立てました。
3.当然利益は売上の減少率以上の減益率なので、経営計画を見直し、管理会計により改善課題を見出し、改善金額の目標値を決めました。
4.改善課題ごとに、職制とは別に横串のプロジェクトチームを結成しました。
5.９月下旬には、改善ノウハウの共有化を図るため、プロジェクト発表会を開催しました。
6.名古屋・多度それぞれ全員に集合してもらい、状況説明、経営決意を報告させて頂きました。また、その時に、緊急事態でのご協力をお願いしました。
7 .９ 月 の２ヶ月間で緊急的な短期決戦の手を打ち、皆さんの積極的な協力で着実に成果を上げながらも、現在進行中です。

そうした中、今からは少し中期的な手を打っていきます。
1.ラインの編成替えです。（減産により、ラインにムダ・ロスが発生）
2.組織及び職場変更です。（ライン間の仕事量の差）
3.技能継承・改善力・管理力の強化です。（時間の余力）

急激な環境変化に戸惑いがあるとは思いますが、時間が取れ設備に余力がでてきた今が「チャンス」と捉えています。企業体質強化をして将来の飛躍をめざします。　職場環境が変わる人も出てきますが、ご理解・ご協力下さい。