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2008.7月 ギターは弾かなきゃ、音がでない(パート2)

今年も「寺内たけしとブルージーンズ」の演奏会に行ってきました。
今年ギターを弾いて64年、69歳になりました。今年も言っていました「ギターは弾かなきゃ、音が出ない」

「年をとるほど、演奏をすればするほど『音』が難しくなる。最初の頃は、ギターをうまく弾くことに専念をしていました。次に色々な音がでるような機械にこだわりました。そしたらスピーカーからでる音が気になり出しました。大きな音量が出るアンプにもこだわりました。今度は、音が大きいだけでうるさくないだろうか、お客様の満足がいく、迫力のある耳障りの良い大きな音を出すにはどうしたらよいのだろうか、悩みました。
結果、たくさんお金をかけたが、今の道具ではどこのステージでも共通した音をだしていないことがわかった。それは、演奏するステージの環境(大きさ、作り方等)が毎回違うからだ。
どんなホールでも同じ音が再現できるような機械を導入しました。また、それらをつなぐコード類のコネクターにすべて金を使用しました。」

◎昔は「このホールの天井のホコリを落とすぐらいの重低音をだす」と言って演奏をしていたし、演奏が終わると耳がボーンとしていた事を思い出しました。
「極める」と言うことは、こういうことなのだと気づきました。我々の「モノづくり」も同じです。「削る」「磨く」を当てはめて見ると今はどの状態なのでしょう。ギターでいけば、「弾いているレベル」でしょうか、次のステップのいろいろな音が出る「切削条件・刃具・油等知識活用レベル」でしょうか、それとももう一段高いスピーカーとかアンプ等の道具にこだわる「知識範囲の改善レベル」でしょうか、更には「知識を知恵に応用改善レベル」でしょうか。

めざす姿を描き、それに向っていく中間目標を立てて、行動をしましょう。
毎日充実した仕事ができ、働きがい、やりがいを感じる人生を送りましょう。

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