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2008.6月 製品を正常な姿で加工しよう

AVEX2010中期経営ビジョンの一つ「品質戦略」に「加工品質の確保」があります。なぜそのことがむつかしく、またその必要性があるかと言うと、
(1)いつも使用している設備は毎日必ず劣化していきます。
(2)加工をするための刃具・砥石も必ず磨耗していきます。
(3)そのため、設備ではメンテナンス(PM)、刃具では交換作業が発生します。また、人が交代することもあります。

(1)に対しては、毎朝必ず行う仕事として「日常管理」による点検・給油等があります。
(2)に対しては、「状態の管理」として、磨耗の程度・場所、切れ味等、また、音・煙・切粉の状態の確認があります。
(3)に対しては、いつ、どのような状態変化をした時に、メンテナンスを行うのか、どのような状態になった時、交換すべきなのか、判断ができる技能・技術が必要で、更に自分で手当て、処置ができなくてはいけません。

これらのことが、「変化点」であり、この変化点管理の徹底が、加工不良がなくなり、毎日の仕事の中の成長が味わえます。
日々、それらができるよう積極的に行動をして下さい。そのためには、例えば、誰かに「机を拭いて」と頼まれたら、普通は机の上面だけを拭きます。しかし、それだけでは言われた通りにやっているだけなので、足りません。頼まれた仕事をヌケ・モレなくやるのは当たり前。技能・技術の能力向上を図るのであれば、机の裏側、また、その位置から移動をさせ、机が置かれている床も掃除をする。
このように、気づいて、行動すればすばらしく成長します。この姿勢が「加工品質」の確保であり、「経営理念―私たちは、常に『良品を生産』することを追求し、社会にとって『役に立つ企業』として努力します」の実践になります。

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