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2006.11月 改善は、「QC的なモノの見方・考え方」で推進しよう

早いもので今月で前期が過ぎようとしています。先日の「業務推進会議」で、半期の振り返りを行い、良かった点・悪かった点・積み残した課題をそれぞれ、なぜそうなったのかを検証しました。そしてそれらを整理して後期の「業務推進書」に反映することととしました。

良かった点で言えば、結果として昨年に比べて得意先不良が半減したことです。ただ残念なことは、結果往来で何が効いて良くなったのかがいまいちよくわからないことです。
推測するには、皆さんの品質意識が高まり、責任感を持って仕事に取り組んだこと、また、技能レベルが上がってきたことではないでしょうか。この点については、後期も「顧客中心主義」で品質意識を持って仕事に取り組んで頂くよう、よろしくお願いします。

いろいろな議論の中、印象に残ったことは、問題が発生した時点で「現地・現物・現認」がしっかり行われていないことです。
このことは、QCストーリー(現状把握・原因の追究・対策・標準化)のまず第一歩である「現状把握」が大変弱いことです。実態を正確に掴まないと原因の追究が甘くなります。そのため対策がずれてしまい、不良や故障が再発する危険性が大です。

そして、「現状把握」する時には、PDCAの管理のサークルを回すことが重要です。どのような方法で現状を把握するのかをまず計画して、実行してみる。それから間違いのない現状把握ができたか、検証する。
その結果から不備があれば、処置を検討し、もう一度計画をし直し、再挑戦する。
それから初めて原因の追究に入っていくことが大切です。この「原因の追究」でもPDCAの管理のサークルを回していきます。このように「対策」も「標準化」も同じ手順を踏んで、改善をして行きましょう。

この「QCストーリー」と「PDCAの管理のサークル」を組み合わせて改善していくことを、「QC的なモノの見方・考え方」と言います。

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