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2004.11月 「目的」と「目標」を区別して、明確に打ち出そう

得意先の各部署から本社工場・多度工場の両方にご来社を賜り「品質総点検」を行って頂きました。

今回の「目的」は、得意先に良品を送り続ける組織・体制・行動ができているかの審査・確認・指摘です。そして「目標」は、何百万個生産しようが一個も不良品を出さない。不良個数0を維持することです。
結果としては、指摘をたくさん頂きました。ポイントとなる課題は、「決めたことが守られていない」という現状が浮かび上がりました。その原因を追求すると「決められたことであり自分で決めたことではない」という心理が働いていることと、決められたことの重要性が認知されていないことがわかりました。(QCストーリー・問題解決法からの分析)

指示する部署は、何故決めたのか(Why)という「目的」を明確に説明すること。
指示を受けた人は何故決めたのか(Why)という「目的」を納得するまで聞き込むこと。

このコミュニケーションがあって始めて「守らなくてはいけない」という心理が生まれ、「守る」という行動が実践されます。その行動から今度は、守ろうとしても「守りにくい」という問題点が浮かび上がって来ることがあります。
その時が大切で、その問題点をほかっておくのではなく、何が守りにくいのかを明確にあぶりだし、「目的」に照らし合わせ、やりやすいように直していく。

このことが「改善活動」であり、日常の業務です。品質を確保する大前提として、加工品質の確保が重要です。設備・刃具・油・加工条件等の品質維持確認をしましょう。立ち上げ時・段取時・刃具交換時・設備修理時等『変化点』が発生したら、安定して良品ができる状態が維持されているかを必ず確認して下さい。

◎『良品を生産』するポイント 《経営理念》
◆得意先から指摘を受けている、品質確保の重要な基本的内容です。

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