今最近世間的にも、当社を取り巻く周辺でも「品質問題」が多発しています。今月は今一度、当社の企業理念（経営理念）を確認してみましょう。

私たちは、常に『良品を生産』することを追求し、社会にとって『役に立つ企業』として努力します。

企業理念（経営理念）のポイントは『良品を生産する』ということです。常に良品をお客様に提供し続けないと信用・信頼がなくなり、企業経営が成り立たなくなることは皆さんも知っての通りです。この企業理念はそのことを裏腹に言っています。「良品を生産」し続けることにより、社会から企業の存在価値が認知され名実共に「役に立つ企業」として成長をし続けます。

それでは「良品を生産」し続けるためには、どうすればよいのでしょうか？まず「働く原点」を考えて見ましょう。働くということは「仕事をする」ということです。それでは「仕事」とは何をすることでしょう。それは『品質を作り込む』ことです。そして品質を作り込むためには、1.維持品質 2.結果品質の二つがあります。
1.「維持品質」とは、設備・刃具・油・切削条件等が常に正常である状態が維持されていることを確認している。
　また変化したところで必ず品質の確認がされている。（変化点管理）
2.「結果品質」とは、製品を測定した結果が正常であることを確認している。
　（初物・終物・定期の記録―品質チェックシート）

いずれにしても、工程内で確実に品質を確保することが『仕事をする』ことです。そして日常の業務とは、「品質を作り込む」ために、 1.日常の管理　2.業務の改善を行う。これが『品質の体質改善』です。