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2004.7月 誇りと喜びが感じられる「自立的な働き」をしよう

山登りをする時、初めて登る山と、過去に登ったことのある山とでは、頂上についた時の感激・感動がまったく違います。
それは一度経験した山は、どの辺りが苦しくて、どれ位我慢をしなくてはいけないのか、しかもそこを乗り切れば、すばらしいパノラマに出会えることがわかってしまっています。

しかし初めて登る山は、まさに未知の世界です。歩いても歩いてもちっとも頂上に到達をしないという感じがします。この苦しい状況がどれだけ続くのか、検討もつきません。しかしどんなことがあってもあきらめずに頂上に登るのだという始めの目標に向かって歩き続ける。そうした状況の中での到達したときの喜びは最高の感激・感動であり、満足感で一杯です。

人生も一緒だと思います。力のある限り努力した結果、苦しめば苦しんだ程苦しみを乗り切った時、人生においての誇りと喜びを感じ取れるその実践の場所が会社です。「会社=人生」と言っているのは、このことなのです。

会社でもまず「目的」を明確にして、そして達成するための「手段」が必要です。
先月確認をしましたが「なぜ働くのか」を原点に、現在の職場における自分自身の「存在価値」(目的)を明確にして下さい。その「目的」を達成するための方針(手段)を決め、5W2Hで具体的な計画を立て、実行します。

このことが人生の生き様と同じです。人生に二生あればやり直しがききますが、「人生一発勝負」です。後戻りはできません。時間は絶対戻ってきません。しかも経験したこともない、どれ位の時間、体力、知力をだせばよいのかもさっぱりわかりません。常に初の山登りと一緒です。
そうした中で目的を達成した満足感を味わい、後悔しないよう、充実した人生が送れるよう自らの力で「目的」を明確にして、「自立的な働き」をしましょう。

◎目的を達成するためには、まず行動を起こすことが大切。
他人がしてくれなかったことについて不満を持って、心をわずらわせていませんか。他人のせいにするのではなく、自分が何をしたかということが大切です。
それには、なにがなんでも行動することしかありません。達成しない人の多くは、たぶんできない(先入観⇒小象の話)とか、本気でやらず途中でやめたり(目的不明瞭⇒うさぎとかめの話)、結局考えているだけで行動力の弱い人です。 自分の目標の成功を他人に頼っていては、失敗と絶望の人生を歩むことになります。
残念なことに、約束をしたことを必ず実行する人は非常にまれです。逆に言えば、差別化ができ尊敬されるチャンスです。

「あの人は私を助けるために私がやって欲しいことをやってくれなかった」と嘆くのではなく、「自分が努力すべきことは何か」ということに考えを集中することが重要です。

最善の行動計画とは、 自分の目的達成に力を貸してくれる人たちにも利益を得られるようなチャンスを提供するものであり、なおかつ、成功の実現について、その人たちに依存したものではない計画を立てることが一番良い方法です

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