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2004.2月 「仕事をする」ということは、「品質を作り込む」ということです

毎日繰り返し忙しく働いていると、つい「作業をする」ということに専念しがちです。
しかしこのことは「単にモノを作る」だけに終わってしまいがちです。
本来、「仕事をする」ということは、徹底的にこだわりを持って、「品質を作り込む」ことです。「品質を作り込む」ための標準づくり・遵守行動・変更管理・異常処置など、それらの改善活動を日常行い、品質を保証していく中で、「良品をお客様に提供する」ことが「仕事をする」ということです。

そういった点では、まず、
1.会社の企業理念(経営理念)をしっかり理解して行動をして下さい。
私たちは、常に『良品を生産』することを追求し、社会にとって『役に立つ企業』として努力します。
『良品を生産』とは、お客様にとって価値のあるものを送り続けることです。
これは「品質、生産性、納期、安全、5S、ロス撲滅等、常に改善されている状態を言います。現在何を課題にして、何を改善していますか。目に見えない潜在的な問題を発見し、改善して解決していくことを「改革」といいます。
この「改革」がどんどんできていることが、会社の体質強化につながり、継続的に発展していきます。各職場において、課題・解決策を具体的に書きだして、張り出して下さい。

2.「単にモノを作る」ということは、
良品も不良品も関係なく、ただ加工をして形にしているだけにすぎません。仕事をする結果は、付加価値を上げるということです。良品を納入して、始めて売り上げるものです。選別作業をしたり、手直しをしたり、廃却して作り直すなどした時間は、まったくお金になりません。なんと無駄なことではないですか。
また、各工程内における管理状態が悪いために後工程に流出して、迷惑を掛けることはありませんか。各工程で品質を保証して下さい。
これらが徹底できれば、品質が確保されるだけでなく、生産性も上がってきますし、5Sも良くなり、働きやすい企業風土が築かれます。
自分自身の成長・やりがいを起こすためにも、品質にこだわりを持って仕事をしましょう。

3.正社員の基本的な仕事は、
 (1) 業務の改善(毎日行う。結果を残す。)
   機械を常に正常を維持するための手だて
   標準との差異分析による問題の発見と原因の追及及び改善
 (2) パート・派遣社員の日常管理のフォロー
   部品品質・刃具品質に対する標準指導と問題点の発掘・改善
   機械の異常が分かるような指導と異常の復旧と再発防止対策
   (聞き出したり、「現地・現物・現認」により問題を見つける)
 (3)改善活動の成果を2件/月以上、生産会議で発表する。
   (問題発見と問題意識のレベル評価及び問題解決力に対する実力)

4.パート・派遣社員の基本的な仕事は、
 (1) 部品の品質の確保
 (2) 刃具の品質の確保
 (3) 機械の番人(正常・異常が判断できる)

【=役割の違い=パート・派遣社員は、「気づきの発掘」、正社員は「課題解決」】
(1)問題発見能力の向上(潜在能力の引き出し)
  改善活動(過去から現在=顕在化した問題・課題)気づいた問題
  改革活動(未来から現在=潜在化した問題・課題)ギャップから新たに発見した問題
(2)問題解決能力の向上(潜在能力の引き出し)

目的意識による自己成長-改革活動の視点
プラス思考 ―問題・課題がある会社が発展する。
問題がなくなったら成長はなし。(しにせが弱い)

◇コップの水(まだ楽しめるか、しかないかの違い)
コップの水を半分飲んだ時に、あと半分しかないと思うマイナス思考で考えるのか、まだ半分もあると思うプラス思考では、解決力が違う。

◇先 入 観 ―像の話
子象の時からくさりにつながれて育つと、大人になってもくさりの長さ以上に行動することをしなくなります。実際はもっと行動できても思いこみにより、狭くなってしまっています。
やっても見ないのに「できない」と思っては、絶対成長できない。

◇率 先 垂 範―めだかの話
水槽の真ん中にガラスで仕切をして、片方に多くのメダカを入れます。反対側にはエサを入れます。めだか達はエサを食べようとしますが、ガラスにぶつかり食べることができません。数日後、ガラスをはずして食べられるようにしても真ん中で戻ってしまします。しばらくすると勇気ある一匹が飛び越えます。
あなたがそうでありますよう。

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