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2020.6月 コロナ禍がチャンス! 人材育成を通して、自己成長を図ろう

緊急非常事態宣言は解かれたとは言え、コロナウイルスの第二派・第三派の可能性もあり、経済活動はV字回復する気配はありません。そのつもりで対応することを考えなければいけません。

先月号でも書きましたが、リーマンショックの時は金融バブルがはじけたことによる世界経済の縮小が原因でした。そのため、将来の飛躍を目的に、営業と生産技術が一体となってすさまじい新規顧客開拓を行ってくれました。これが現在の「技術営業本部」という形に育って来たわけです。まさに『新規顧客開拓による市場創造』が行われました。この成功は、新規顧客の要求に答えるために製造の現場は基より、品質、生産管理等の間接部門も含め、全社一丸で取り組んだこの努力により、それがまた新たな顧客開拓につながり、現在の売り上げの多くを占めるようになったのです。今から思い返せば、リーマンショックのおかげで、わが社にビジネスチャンスが到来したという経験を持っています。

今回のコロナ禍もそういった意味で、「更なる会社の飛躍が待っている良い機会が来た」というプラス思考を持ち、過去の延長線上ではなくステージを一段と上げて、未来志向をして梯子をかけて更なる成長をしていきましょう!

そのためには、まず時代認識をしっかりする必要があります。今、コロナ禍をどう乗り切るかという目先の目線ばっかりに行っていないか、そうではなく、大事なのはこのコロナ禍により世の中の変化、特に生活スタイルや価値観の変化がわが社にとってどんな影響を受けていくのだろうか。ちょっと立ち止まって考えて欲しいです。これは、そもそも自動車業界はEV化を始めとして「CASE」による100年に一回の大変革の時代が来ているということです。

単年度の経営計画の緊急見直しはほぼ出来上がりました。しっかりと取り組んでいきましょう。次は現在取り組んでいる「経営指針書」です。経営理念を基本に、中長期を見通した方向性に基づいた方針・計画を、組織を通して全社員の皆さんで作り込み、実践をしていきましょう。

今、各部署で教育・訓練が盛んに行われています。これは、全社員の一人ひとりの能力がステップアップして、経営指針が計画通り進んでいくよう、また、結果として会社全体の能力開発が出来、成長することにより他社との違い、差別化をしっかりとしていくことが目的です。

自前化による教育・訓練が中心ですが、この意図は先生役をやることで、人に教えるためにはまとめて話をするために再度学び直さなくてはいけません。このことが、先生役をする人は大変成長するわけです。テーマにより先生役が変わりますので、先生役を行った人も受講者の側に回ります。ここでも、また自分とは違う教え方をすることに気づき、次に先生役をする時にはさらにバージョンアップした教え方をすることで、さらに成長するわけです。受講者の立場ばかりの人は、先生役に挑戦をしてみましょう!

雇用調整助成金の施策で、教育・訓練を行うと助成金がもらえます。弊社も手続きをしていますが、もらうための教育・訓練ではなく、わが社の本来の考え方は、皆さんの能力を高め、目に見えない会社の財産を蓄積するということです。その意味でも、先生役に挑戦をしてみましょう。

今、与えられている仕事があります。その分野では誰にも負けないよう働くことを通して、更に専門的に深く追求をしていると思います。深く掘り下げようとすると、結果的に口元を広げる必要が出てきます。これは知識をたくさん得ることに通じます。判断力・応用力にもつながるものです。それができれば、人間的に幅広い思考、行動が出来るようになり、ほかの人から頼られる人になっていきます。これが、一生しかない人生の喜びに通じます。このコロナ禍の機会に、そのような人になり、成長をしていきましょう。

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